賃貸物件からの退去時に行われる「退去立ち合い」。
これは、借主と貸主(または管理会社)が一緒に室内の状態を確認し、原状回復の必要性を判断する重要なプロセスです。
しかし、初めて経験する方にとっては「何を準備すればいいの?」「トラブルにならないか心配…」という不安も多いはず。
今回は、退去立ち合いをスムーズに進めるための注意点や、引き渡しのコツについてご紹介します。
✅退去立ち合いって何をするの?基本の流れをチェック
退去立ち合いとは、借主が退去する際に、物件の損傷や汚れの状況を貸主や管理会社と一緒に確認する工程です。
立ち合い後には、原状回復費用の見積もりが提示されることが多く、敷金返還額にも直結します。
立ち合いは、通常「退去日当日」に実施されます。
そのため、以下の点を事前に準備しておくと安心です。
✅ 部屋の掃除を済ませておく
✅ 契約書(原状回復の範囲を確認)を手元に用意
✅ 傷や汚れが気になる場所は写真を撮っておく
✅ 立ち合いの前に荷物はすべて撤去しておく
💡特に、退去当日にバタバタしていると見落としが出やすくなるので、余裕をもったスケジュールを組むのがコツです。
✅トラブル回避!退去立ち合いでの注意点とは?
退去立ち合い時に起きやすいトラブルの一つが、「修繕費の負担範囲」に関する誤解です。
「通常の生活で生じた傷」まで請求されることがないよう、以下の点に注意しましょう。
🔍原状回復の基準を正しく理解しよう
国土交通省が公表している「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、以下のように定義されています。
・通常損耗
(経年劣化や日常的な使用による傷や汚れ):
借主の負担なし
・特別損耗
(故意・過失・不注意による破損など):
借主が負担
✅ 例えば、冷蔵庫裏の床の黒ずみや家具による凹みは「通常損耗」とされ、原則借主負担にはなりません。
✅ 一方、タバコのヤニ汚れや釘穴、ペットの引っかき傷などは「特別損耗」と見なされやすく、借主に費用が請求されることがあります。
トラブルを防ぐためには、契約時や退去前に「どこまでが自己負担になるのか」を確認しておくことが大切です。
✅スムーズな引き渡しのコツ3選
「立ち合いに向けて準備したのに、引き渡しがうまく進まない…」
そんな事態を避けるために、スムーズな引き渡しのための具体的なコツを紹介します。
1.掃除は“見える範囲”だけでなく“細かい場所”も丁寧に
換気扇、エアコンのフィルター、サッシのレールなど、普段見落としがちな部分をしっかり掃除しておくことで印象が良くなります。
2.鍵の返却に注意
玄関の鍵だけでなく、ポストや物置の鍵も忘れずに揃えておきましょう。
不足があると再作成費用を請求されることがあります。
3.修繕箇所の事前チェックと相談
軽微な傷やクロスの剥がれなど、気になる箇所は事前に写真を撮影し、立ち合い時にきちんと説明しましょう。
黙っていると“過失”と判断されることもあります。
✨このような準備をしておくことで、トラブルのない円満な引き渡しが実現できます。
✅退去は“終わり”じゃない、次へのステップにするために
退去立ち合いは、ただ部屋を引き渡すだけの作業ではありません。
次の住まいで新しい生活を気持ちよくスタートさせるための、大切な一区切りです。
トラブルを避け、スムーズに立ち合いを終えるためには、契約書の確認、丁寧な掃除、誠実な対応がポイントです。
有限会社ベルアールでは、平塚市・小田原市を中心に、賃貸物件の原状回復工事や引き渡し前の修繕対応などを行っております。
オーナー様だけでなく、借主の方からのご相談にも柔軟に対応しております。
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