有限会社ベルアール

「収納多い家」が逆効果になる間取りの落とし穴

こんにちは。有限会社ベルアールです。

「収納は多ければ多いほどいい」
そんな風に思っていませんか?
もちろん、収納が足りずにモノがあふれる暮らしは避けたいものですが、
実は“収納が多すぎる家”が快適な生活を妨げてしまうケースも少なくありません。

この記事では、実際の生活動線やリフォームの現場で見えてきた注意点をお届けします。
これから住まいを見直したい方、今のお住まいにモヤモヤを感じている方はぜひ最後までご覧ください✨

✅収納が多い=快適とは限らない理由

「とにかく収納を増やしたい」とリノベーションを検討する方はとても多いです。
しかし、次のようなご相談も実際には少なくありません。

「収納は多いのに、なんだか片づかない」
「動線が悪くて、毎日の家事が大変になった」
「圧迫感があって部屋が狭く感じる」

これは収納の“数”にばかり注目し、配置や使い勝手を考慮していないことが原因で起きやすいトラブルです。

特に40代〜60代の方からは、以下のような「収納疲れ」の声を聞くことがあります。

✅ 使わないモノが収納に埋もれてしまう
✅ 奥のモノを取り出すのが面倒で、結局買い直してしまう
✅ 子どもが巣立ち、収納の半分以上が空いたまま

つまり、“収納量”ではなく“収納の質と配置”が生活快適度を左右するのです。

✅落とし穴①:動線を塞ぐ収納の罠

~収納が動線を邪魔するという盲点~

たとえば、「ウォークインクローゼットをつくったら、隣の部屋が使いにくくなった」という例は非常によくあります。

部屋の一部を収納スペースに割り当てると、

・通路幅が狭くなる
・採光が遮られて部屋が暗くなる
・収納扉の開閉スペースが必要になる

こういった副作用が出ることも。

また、「階段下収納」や「天井までの壁面収納」も人気ですが、日常的に使わないものばかりを詰め込んで“デッドスペース化”していることも珍しくありません。

収納を設置する際は、
その収納は、どのくらいの頻度で・誰が・何を取り出すか?」という視点で設計することが大切です。

✅落とし穴②:収納が空間の印象を変えてしまう?

収納を増やす際、意外と見落とされがちなのが「空間の心理的圧迫感」です。

特に以下のようなリフォーム後の後悔が多く見られます。

✅ 壁一面を収納にしたら、部屋が“狭く見える”ようになった
✅ 天井までの収納が“閉塞感”を生み、リビングの居心地が悪くなった
✅ 収納の色味が浮いてインテリア全体がちぐはぐに感じる

つまり、収納は「見た目の印象を左右するインテリアの一部」でもあります。
収納を増やすほど、全体のデザインや色調のバランスが問われるため、設計とコーディネートを一体で考える必要があるのです。

✅収納は“暮らし方に合っているか”がカギ!

収納で快適な家をつくるには、「量」や「見た目」よりも、生活スタイルに合っているかどうかが一番重要です。

たとえば……

✅ 高齢のご夫婦には、腰の高さに収納をまとめて動線をシンプルに
✅ 子どもが巣立った家なら、モノを減らすことも収納設計の一部
✅ 今後、同居や介護を視野に入れるなら、“後から足せる収納”という選択肢も

収納は“未来の暮らし”を見据えて設計することで、あとからの後悔や無駄なリフォームを防げます。

最後に:収納の見直しは「間取り変更」の好機

収納の設計は、間取り全体を見直す絶好のタイミングでもあります。
例えば、壁面収納を設ける際に壁を抜いてLDK化を進めたり、使っていない和室を洋室へ変更するなどの選択肢も出てきます。

収納をどう活かすかは、“家全体の設計力”が問われる部分。
部分的な改善だけでなく、「暮らし全体を最適化する視点」で考えることが後悔しない住まいづくりへの第一歩です。

🔧 収納や間取りの見直しをプロに相談してみたい方へ

収納が多い家で感じる違和感や使い勝手の悪さは、プロの視点から改善できることが多くあります。
ご相談やお見積りはお気軽にお問い合わせくださいね😊

👉 お問い合わせフォーム

unnamed (5).jpg

収納が多い家 #逆効果 #間取りの落とし穴#収納スペース #収納設計 #間取り変更#リノベーション #住宅リフォーム #LDK化#生活動線 #収納リフォーム #和室から洋室#高齢者向け住宅 #暮らしの最適化 #収納の失敗例

記事一覧へ
NEW ARTICLE
新着記事

CONTACT

お問い合わせ
ご応募・お問い合わせはこちらから

住所:神奈川県平塚市山下1-4-14