こんにちは。有限会社ベルアールです。
退去後の清掃時、こんな経験はありませんか?
「見た目はキレイなのに、床がなんだかベタつく…」
「雑巾で拭いてもスッキリしない」
「ワックスのせい?でも違う気がする」
実はこの“床のベタつき”、
クロス(壁紙)や壁まわりの状態が影響していることがあるんです。
特に賃貸物件では、退去後の壁や床の状態が
そのまま物件の印象や再募集のしやすさにも直結します。
本記事では、意外と見落とされがちな壁と床の関係性
について、原状回復の現場から分かった原因と対策をご紹介します。
ベタつく床、実は「壁」が原因?
床のベタつきと聞くと、真っ先に思い浮かぶのは
✅ ワックスの劣化
✅ 湿気や皮脂汚れの蓄積
✅ 掃除の不十分さ
…というような、床自体の問題ですよね。
しかし、原状回復の現場では、床のベタつきの原因が
壁やクロスの状態と関係していると考えられるケースもあります。
空気中の汚れが「床」に降りる
キッチンやリビングなど、人の出入りが多い場所では、
・タバコのヤニ
・料理の油分
・整髪料やスプレー
などが空気中に漂い、それがクロスや壁に吸着します。
ところが時間の経過とともに、
それらが空気中に再浮遊 → ゆっくりと床面に落下
→ べたつきとして付着という流れを辿るのです。
とくに壁紙が古く、表面が劣化している場合は
汚れが染み出しやすくなり、退去後に
“見た目はきれいなのに足裏に違和感がある”
という現象が起きやすくなります。
こんな状態のクロスは要注意!
「床がベタつく=床の問題」ではなく、
「壁の状態」から点検することが大切です。
次のようなクロスが貼られている場合は、特に注意が必要です。
✅ 黄ばみが出ている壁紙
→ ヤニや油分、経年変化による汚染のサイン。
表面から微細な汚れが飛散する場合もあります。
✅ 浮き・剥がれ・波打ち
→ 内部の接着剤が劣化し、接着力が弱まっている状態。
そこに蓄積した汚れが空気中に出やすくなります。
✅ 築15年以上で一度もクロス交換していない
→ 素材そのものの劣化により、汚れの再付着やベタつきの原因に。
特にキッチンまわりや室内干しスペース付近は、
空気中の湿気や油分の影響を大きく受けるため、要チェックです。
ベタつき対策に有効な“壁と床”の合わせ技
退去後のクリーニングで床のベタつきが残る場合は、
床だけでなく「壁のメンテナンス」も一緒に見直すのがおすすめです。
🔧具体的な対策例
✅ 壁紙の張り替え
→ 黄ばみや臭い、吸着した汚れを根本からリセット。
退去のタイミングで実施すると、
床への影響も大幅に改善されるケースが多いです。
✅ 壁際の床だけ清掃強化 or ワックス再処理
→ 特に「クロスが垂れ下がっていた部分」や
「風の通り道」に沿った床は、汚れが集中しがち。
清掃と同時にワックスの見直しも有効です。
✅ 家具の裏側・隅の空気循環の見直し
→ ベタつきは空気の動きが悪い場所にたまりやすいため、
家具の配置や通気性にも注意が必要です。
床のベタつき=劣化?ではない!“印象”にも注意
原状回復の現場では、
見た目より「感触」や「におい」が印象に残る
という声が多くあります。
つまり、床のベタつきがあるだけで
“汚れている”“古い”というマイナスイメージを
与えてしまうリスクがあるのです。
壁紙の黄ばみや劣化とあわせて、
✅「入居者が無意識に感じる違和感」を
いかに減らせるかが、再募集・内見時の
印象アップにもつながります。
まとめ
床がベタついているからといって、
原因が床そのものとは限りません。
壁紙の汚れ・劣化による影響が、
床にまで及んでいるケースも多くあります。
退去後のクリーニングや原状回復の際には、
「床と壁をセットで見る」という視点が大切です。
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